CLANNAD

早苗「私は古河パンのお荷物だったんですねーっ!」
泣きながら早苗さんが、目の前を走りすぎていった。
秋生「俺は大好きだーーーーっ!」
その後をパンを口にくわえたオッサンが追いかけていった。
…懲りないねぇ…


秋生「しくったぜ…早苗のパンを枕代わりにして寝ていたところを見つかっちまった」
秋生「枕としてはちょうどいいんだ、これが」
…普通に枕使えよ…


秋生「ほら、若者らしく、部屋でチチクリ合ってろ」
秋生「って、何を推奨してんだよ、俺はああぁっ!」
秋生「この野郎、チョン切るぞ」
…もうね(ぉ


秋生「けっ、簡単に教えてたまるか。というわけで、ここでクイズだ」
秋生「俺と早苗が考えた連休最後の過ごし方とは、次のうちどれだ?」
秋生「1、ピクニック」
秋生「2、ピクピク」
秋生「3、ピグミー族」
秋生「さあ、どれだ」
朋也(アホな問題だ…)
渚「全部、字が似てて、悩みます」
朋也「アホな子だろ、おまえっ!」
秋生「おまえ、人の娘を親の前でアホ呼ばわりすんじゃねぇっ」
秋生「ひとりでピグミー族してろ」
早苗「楽しかったら、呼んでくださいね」
朋也(こ、この人もだ…)
秋生「渚、さぁ、答えはどれだ」
渚「はい、1番のピクニックです」
秋生「ブーッ。正解は2番のピクピクでした」
秋生「よぅし、明日はみんなでピクピクだ!」
早苗「秋生さんは、ひとりでピクピクしててください」
…アホアホワールドwww


秋生「てめぇ、生意気だぞ。まだロクにアレも生えてねぇような若造のくせに」
…この人のアレは大人になってから生えてきたのだろうか。
…www


秋生「早苗にも、ここで俺と内緒話をしたことは言うな。蒸し返したくない」
朋也「ああ」
秋生「む…茶がほしいな」
秋生「おい、早苗ーっ、茶をいれてきてくれーっ!」
秋生「って、早苗にも内緒だって言っただろ、今!」
秋生「おい、場所を変えるぞ、小僧」
秋生「早くしろ、早苗が来るだろっ」
秋生「バレたら、どうしてくれるんだよ、てめーっ!」
朋也(この人は頭オカシイぞ、絶対…)
オッサンの後について、部屋を出る。
秋生「外に出るぞ、小僧」
秋生「ふぅ…危なかった。これで一安心だな」
朋也「そうっすね」
適当に相づちを打っておく。
秋生「実はだな、小僧」
声「はい、お茶です」
秋生「おぅ、早苗、サンキュな」
早苗「岡崎さんも、どうぞ。熱いから気をつけてくださいね」
早苗さんから、湯気の上がる湯飲みを受け取る。
ずずーっ。
秋生「ふぅ、落ち着くなぁ。やっぱ、日本人は茶だぜ」
秋生「いいか、念を押すが、渚や早苗には内緒だぞ」
早苗「私がどうかしましたか?」
秋生「って、真横に居るじゃねぇかああぁぁぁーーーっ!」
…秋生www


秋生「ちっ、じゃあこうだ。作戦名(コードネーム):オマル、ということでどうだ」
秋生「これなら、あたかもオマルのようでオマルじゃない」
…もういいいです…


秋生「いいか、目ん玉かっぽじってよく聞け」
…痛いよ…


オッサンは遠い眼差しを床に向けた。
重苦しい話を始めようとしていた。
…ぷぅ。
秋生「すまん、屁をこいてしまった」
…いうことなし(ぉ